養命酒の本 老舗の教科書 柳下要司郎 大和書房 養命酒はなぜ四〇〇年売れ続けるのか


養命酒の本  老舗の教科書 柳下要司郎 大和書房

養命酒の本

老舗の教科書 柳下要司郎 大和書房

養命酒はなぜ四〇〇年売れ続けるのか


目次


プロローグ 老舗の学ぶ、長生きするビジネスモデル


1章 企業・養命酒の「力」はどこにあるか

「養命酒」という会社を採りあげる根拠

「長寿企業」なのか「長寿事業」なのか

長寿「事業」であるがゆえの際立った財務内容

創業四百十四年の住友金属鉱山

浮利に趨り軽進すべからず

変わらずに守っていくものがある

伝統の技を現代に生かす松井建設

よい仕事を呼ぶ「信用日本一」

長寿企業は長寿経営者が支えるのか

「紺屋の白袴」「医者の不養生」では信頼は得られない

会社の寿命は人間の寿命より長くて当然だが・・・・・・


2章 伝統から始まった養命酒の「変わらない歴史」

伝統かおとぎ話か、養命酒誕生秘話

徳川家康も明治天皇も飲んだ養命酒

漢方の古書に由来する名前のいわれ

全国展開後の八十年に、四百年の歴史が凝縮されている

効果な薬酒から庶民の滋養酒への一歩

子どもでも知っている養命酒

ランボーもフロベールも養命酒を知っていた?

海を渡った養命酒

昭和初期から戦中戦後の養命酒は、ほとんどが手作業だった


3章 「変わらない広告」にみるブランドづくりの妙技

「変わらない」イメージを伝える「変わった」方法?

飽きさせない表現でも、本質は外さない

「変わらない」ということにこだわっていない社風

宣伝の現場で考えるいい広告とは

変わる・変わらないより大切なものがある

「薬」の広告は、効果を控えめに伝えるべきである

広告と商品は一体でなければならない

理念が不動のものだと、マンネリの印象を与えるが・・・・・

「変わらない広告」は、養命酒の知名度に自信があるから

広告は芸術作品ではない

偉大なるマンネリズム

女の子にも知られる九十年の豪華なワンパターン

偉大なるマンネリズムが、偉大なるビジネスモデルになる条件


4章 試練に耐える「不変」のビジネスモデル

シェアは九十%に伸びたのではなく、一〇〇%から減った

全売上の九十五%以上が養命酒ということの意味

「変わらない」養命酒の変わったところ

「変わらないこと」と「マンネリズム」は違う

ブームになることを警戒する

「売らんかな」の方針を持たない企業風土

みりん・水という新商品は、養命酒からの贈り物


5章 不変の商品を進化させる組織・技術・人

研究所の使命は、後かたずけすること

工場・研究所それぞれの役割

薬事法と酒税法の二つの法と、品質保持の秘密

基本は守る技術革新

人をも実験対象にできる強み

「企業は人なり」の精神が社の隅々まで浸透していた

トイレの電気をマメに消す社風

企業風土はどのようにして創られるか

観光地としての役割も果たす駒ヶ根工場

古代人の住居だった駒ヶ根あたり

なぜ、製造工場として、駒ヶ根が選ばれたのか

なぜ、生産拠点を海外にしないのか


6章 「変わらない」ことは、変革を模索した一つの結論である

「ささやかだがむずかしいこと」だからこそ、仕事になる

生き残るベンチャー・ビジネスには老舗と共通するものがある

永続成長のDNA

「老舗こそ革新の連続体である」という逆説

「温故知新」のサービス業、「不易流行」の製造業

「いい変化」と「悪い変化」の差はどこから来るか

「激変」と「不変」の逆説的一致点